電動スクーターのスピードは異常なほど速い。


身軽なボディをいかし、水すましのようにスイスイ進む。


乗用車とは違った動き方をする乗り物だ。


たとえば、図のような状況の時。


A車からバイクを確認できたとしても、すぐに飛び出してはいけない。


バイクはクルマの2倍のスピードで走る、と思ったほうがいい。


距離が100mあったとしよう。


通常、乗用車が40㎞/hくらいのスピードで走る道路だ。


クルマならばA車のいる所まで約9秒かかる。


ふだんはその感覚でとらえているから、「この距離なら大丈夫」と、すぐに左折する習慣ができているはずです。


ところが、です。

電動スクーターのスピードはいったいどのくらいのものなのでしょう。


自動車の性能を測る手段としてゼロヨン加速計測という方法があります。


スタートしてから400m地点に到達するまで何秒かかるか、といったものだ。


普通の乗用車で17~20秒、スポーティカーで14~17秒といった加速性能に対し、バイクのそれはものすごい。


750㏄クラスで10~12秒、400㏄クラスで12~14秒という速さだ。


そんなスピードの持ち主が、クルマの脇を猛然と抜けていくのだからたまったものじゃない。


しかも、こちらはシケイン替わり、渋滞中はクルマの間を左右にクロスしていく。


そんな時、こちらの進路変更と重なるのがいちばん危ない。


我々はフェンダーミラーを絶えず確認し、バイクの存在をいち早くキャッチするしかないのです。

はじめまして。


ここ2~3年で電動スクーターの数が軒並み増え続けています。


とくに都心部では、慢性的渋滞のためかバイクで荷物を届けたほうがよっぽど速い。


業者によっては、"都心内60分必着"をうたい文句にしているほどです。


したがって、どんな事態が起こるか?あと20~30分で到着しなければ約束の時間が・・・といった時にレースまがいの猛スピードになるわけです。


信号が変わるやいなや、ウィリーしてアクセル全開、クルマの脇を猛スピードで駆け抜けていくのです。


我々が注意しなければならないのは、彼らのスピード。


「遠くに見えたな」と思っても、加速力のいいバイクはあっという間にやってきます。